【ヤリスクロス やっぱりチープ?!】Gグレードの内装は?

2020-12-14

1か月前に納車されたヤリスクロス。

グレードが3種類あり(ガソリン車は4種類)X、G、Zと松竹梅方式で装備がよくなっていくのですが、私が買ったのは真ん中のGグレード

今のところはZグレードの方が人気があり、見た目はLEDヘッドライト、18インチアルミホイール等が標準装備となっていて非常にカッコイイです。
Gグレードにもオプションで選べるようになっていて、私はLEDヘッドライトを選んでいます。

内装もGとZでは差別化が図られていますが、Gグレードの内装はどうでしょうか?

早速見ていきましょう。

黒基調の内装

Gグレードは黒基調の内装になっています。

このような感じの、非常にシンプルで癖のない内装です。
Zグレードになるとブラウンがベースとなり、もう少し質感の高いイメージの内装に変わります。
Gグレードは黒基調でまとめられていて、スポーティーなイメージです。
外装デザインのカッコよさに似合う内装は、個人的にはこのGグレードの方だと思います。

ただ、手が触れるところは結構プラスチック感満載な感じがあり、ステアリングもオプションを選ばないと本革ではなく、ウレタンステアリングになってしまうので、結構安っぽい内装になってしまいます。この辺りは、同じトヨタ車でクラスが1つ上のC-HRと比べると、ベース車両はコンパクトカーである事を感じさせてしまいます。
この点はZグレードを選んでも越えることがないので、トヨタのクラス分けがはっきりしている部分だと思います。

好みはあると思いますが、今どきの軽自動車でも内装の質感にこだわってきているので、このヤリスクロスの内装のシンプルさに、私は物足りなさを感じてしまいます。

内装の質感などを求める人は、最近のマツダ車を選んだほうが幸せになれると思います。
同じような価格帯では、軽自動車になりますが、ホンダのN-BOXカスタムのほうが質感は高いです。

ドアトリムもこのようにシンプルでヤリスと共通になっています。

ウインドウスイッチは全席オートになっています。
細かいところですが嬉しいです。
欲を言えばスイッチが光ってほしかったです。夜に光ると探しやすいので、安全性にもつながると思います。

ドアハンドルの位置は正直微妙です。
肘置きの先にドアハンドルがあり、ウインドウスイッチは一段上がった所にあるので、降りる時は間違えてウインドウスイッチのあたりを探してしまいます。
逆のほうが自然な気がするのですが、なぜこの様なデザインになってしまったのでしょうか?

運転席はこのような感じです。
オプションのアームレストが付いています。かなり細いですね。体重を預けるわけではないので大丈夫ですが、もう少し幅があるともっと使いやすいと思います。

シート自体はサイドの張り出しがあり、適度に体をサポートしてくれるので、コーナーで上体がゆすられる感じがしにくいので疲れにくいシートだと思います。
ただ、好みだと思うのですが、座面が柔らかすぎる気がします。クッションも薄いような感じで、腰が沈んでしまいやすい為、腰痛持ちの方は、注意が必要です。
助手席、後部座席共に同じような柔らかさです。

この座面の柔らかさ、試乗した時には全く気にならなかったです。試乗したヤリスクロスはZグレードだったのですが、私が買ったGとZではシート表皮に違いがあり、Gグレードは上級ファブリック。Zグレードは合成皮革+ツィード調ファブリックとなっています。
このために座面の柔らかさに違いが出ているかもしれません。
ただ、試乗時間も10分ほどだったので、気付かなかっただけかもしれませんが。

私は長時間ドライブをする事が多い為、かなり気になるのでクッションの入ったシートカバーを検討しています。

差別化されたメーター回り

運転中一番目にすることの多いメーター回り。
ここについてもGとZでは違いがあります。

このようにGグレードではヤリスの上級グレードと共通のメーターパネルとなります。

2眼式のメーターで、真ん中に4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイがあるタイプとなり、左側がタコメーター、右側が燃料計と水温計、それにデジタルのスピードメーターとなります。

真ん中のマルチインフォメーションディスプレイには平均燃費、アダプティブクルーズコントロール・レーントレーシングアシストの動作状態、今聞いている音楽の曲名など様々なものが表示できるので、結構便利です。

ただスピードメーターは、デジタルよりもアナログメーターのほうが針の位置などで大体の速度がわかるので、見やすいと思います。

このメーター回りはZグレードになるとRAV4などと共通の7インチマルチインフォメーションディスプレイ+オプティトロンメーターとなり、スピードメーターがアナログメーターになる等の違いが出てきます。

見た目の質感的にはZグレードの方がいいのですが、メーター内がちょっとごちゃ付いた感じになるので、Gグレードのメーターの方が見やすいです。

気になる微妙な差別化

細かい違いはいろいろあるのですが、私が気になる微妙な差別化がこちらです。

ワイパーなのですが、Zグレードは時間調整式間欠ワイパーになっているのですが、Gグレード以下には付きません。

みんカラ情報だと、部品注文をしてレバー交換だけで動作するみたいなので、こんなところを差別化する必要があるのか私にはわかりません。
気にならない方もいるみたいですが、私には結構気になるポイントです。

運転席サンバイザーの裏にはバニティミラーが付きますが、Gグレードには照明は付きません。

助手席に至っては、ミラーすら付きません。

このあたりは、コンパクトカーと考えると女性が乗ることも多いと思うので、Gグレードあたりから標準装備にして欲しいところです。

それでもやっぱりGグレードがベスト

今回はGグレードの内装を見てきました。

シンプルでスポーティーな黒基調の内装は、かっこいい外観のデザインとマッチしているので、おすすめですが、所々に軽自動車にも負けてしまいそうな感じが見えてしまうところが残念です。

気になる微妙な差別化などもあり、最上級グレードのZグレードを選ばせようとするところが見え隠れすしますが、ハイブリッドのZグレードを選びオプションをいろいろ付けると、クラスが1つ上のC-HRも見えてくるので、悩ましいところです。
乗り心地の面などは、C-HRの圧勝だと思うので、もうひと回り大きくなるサイズが問題ないのであれば、ぜひ選択肢に入れるべきです。

このあたりを考えると最新の安全装備の付いたコンパクトSUVを、お手頃な価格で買えるGグレードがベストだと思います。