【ヤリスクロス】 乗って改めて実感した悪いところ。

前回は11月に納車され、3か月で3,000㎞乗ったヤリスクロスのいいところを紹介したのですが、今回はいいところばかりではなく、不満な部分も隠さずに公開していこうと思います。

基本的には気に入っているんですけどね。。。

もちろん良いところもたくさんありますよ!

こちらをどうぞ。

乗り心地が悪い。

まず乗り心地が悪いんですよね。
軽い車体のせいだとは思うのですが、しっとりとした乗り心地が全くありません。

固められたサスペンションと剛性感のある軽量な車体。
ワインディングを走る際には軽快なハンドリングをもたらしてくれると思うのですが、普段の街乗りで路面の段差など大き目の入力があったときには、ダイレクトに振動が伝わってきてしまいます。

常にドタバタとした乗り心地になってしまっているので短時間の走行では我慢できるかもしれないですが、ちょっとしたロングドライブなどをしたときには、つらい部分があるかもしれません。

ハイブリッド車を試乗した時にはここまで感じなかったので、ガソリン車のFFがヤリスクロスの中では最も乗り心地が悪い組み合わせになると思います。
Zグレードの18インチタイヤを選んでしまうと、もっと酷いことになってしまうと思うので、検討中の方は試乗の際によくチェックした方がいいと思います。

ハンドルが軽すぎる!

これに関してはターゲットが女性ということもあると思いますが、軽自動車にも似たようなハンドルの軽さがあります。
このあたりは街中を気軽に走れるようにハンドルを軽くしてある意図があると思います。

ただ、車自体の直進安定性はいいのですがハンドルの動きに対しての車体の反応がいいので、直線を走っているときに常にふらふらしたような走りになってしまうことが多いです。
この動きが気になって常に緊張感が強いられてしまうので、見えないうちに疲労がたまっていってしまいます。

ハンドルに関しては軽くて扱いやすい部分も多いのですが、もう少ししっかりとした重さがある方が結果的に疲労の軽減になると思うんですよね。

シートの作りが悪い。

最初に書いた乗り心地につながる部分なのですが、シートの作りが悪いです。
最近のトヨタ車はシートの作りがいい車種が多いのですが、ヤリスクロスに関してはあまりいい印象がありません。
フロントシートの作りはサイドのサポートもしっかりしていて良さそうに見えるのですが、とにかく座面が柔らかすぎるのです。

お尻の部分が沈み込むような形になってしまうので、30分を超えてくると腰に痛みが出できてしまいます。
使われているクッション自体もかなり薄い印象を受けます。
座面に関しては座り方にもよりますが、フレーム部分が触れているような感じがします。


車体とサスペンションの硬さをシートで吸収してくれるような部分があればいいのですが、座面のクッションが柔らかすぎて振動が吸収しきれずに、振動が直に伝わるので、これが乗り心地の悪さにもつながっていると思います。
体重の軽い人には気にならない可能性があるので、これも試乗の際にじっくりとチェックした方がいいと思います。

後部座席が狭すぎる!

これに関してはベース車両のヤリスを見ればわかりますし、購入前の試乗の段階で感じていたことなので、改めていうことではないのですが。。

まあ本当に狭いです(苦笑)

フロントシートに乗った人が気を使ってくれないと子供しか乗れないような状態になってしまいます。
助手席側はそれで何とかなるのですが、運転席側は男性が運転する場合はあきらめるしかないです。
大人が4人で乗ろうと思うと30分くらいが限度ですかね。

荷室がかなり広くとられているので、もう少し狭くして、後部座席を大人がしっかり乗れるようにしてもらいたかったです。

買う前からわかることも多いですが。。

後部座席の狭さや乗り心地の面などは、ある程度購入前の試乗でもわかることですが、実際に使用して、改めて気になる部分も出てきてしまいました。
特にシートの出来はじっくり乗らないとわからない部分だと思うので、できるなら購入前にじっくり確認したいポイントです。
人によっては全然気にならない可能性もありますしね。

大人が2人以上乗ることの多い人はミニバンなどを選ぶと思うので、後部座席の狭さなども問題にならないと思いますし。

全体的な出来がいいので、もっとこうして欲しいというところが出てきてしまうのだと思います。

乗り心地の部分などはサスペンションが馴染んでくると改善されることも多いので、変化があったらまたお伝えしたいと思います。